【R04-06 問題】
Aを貸主、Bを借主として、A所有の甲土地につき、資材置場とする目的で期間を2年として、AB間で、(1)賃貸借契約を締結した場合と、(2)使用貸借契約を締結した場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
[1] Aは、甲土地をBに引き渡す前であれば、(1)では口頭での契約の場合に限り自由に解除できるのに対し、(2)では書面で契約を締結している場合も自由に解除できる。
[2] Bは、(1)ではAの承諾がなければ甲土地を適法に転貸することはできないが、(2)ではAの承諾がなくても甲土地を適法に転貸することができる。
[3] Bは、(1)では期間内に解約する権利を留保しているときには期間内に解約の申入れをし解約することができ、(2)では期間内に解除する権利を留保していなくてもいつでも解除することができる。
[4] 甲土地について契約の本旨に反するBの使用によって生じた損害がある場合に、Aが損害賠償を請求するときは、(1)では甲土地の返還を受けた時から5年以内に請求しなければならないのに対し、(2)では甲土地の返還を受けた時から1年以内に請求しなければならない。
【R04-06 解説】
[1] 誤り
[2] 誤り
[3] 正しい
[4] 誤り
正解 [3]